中国人のスキー旅行が増えている

中国が経済的な発展を遂げていることを背景に、日本でスキーを楽しむ人が増えています。中国国内では整備がなされたゲレンデが十分ではないため、整備と設備が行き届いている日本のゲレンデでスキー旅行を楽しむ中国人観光客が目立つようになりました。日本では、このところスキー人口が減少傾向にあり、廃業したり倒産が相次いでいたので、今は中国人観光客が押し寄せているところを見ると、嬉しい悲鳴のようなものが聞こえてきます。2月は春節の時期と重なることもあって、多くの旅行客を見込むことが出来るのです。

有名なリゾート地では、日本人客よりも中国人観光客のほうが多く、その需要を見込んで中国語の話せるスタッフを配置するなど旅行客の獲得に力を入れています。中国国内では、雪の降る場所が限られており、しかも国土が広すぎて気軽にスキーに出かけられるような場所はないです。そこで、飛行機で数時間のところにある日本に行けば、気軽にゲレンデを楽しむことができ、しかも雪質が良いので人気急上昇です。中国人観光客の来訪に町を挙げて喜んでおり、多くのお金を落としてくれると評判です。

ゲレンデのみならず観光産業も潤っていることから、地域の活性化にもつながっています。北海道は雪質が格段に良いので、欧米人の利用者も多いですが、長野や新潟にはあまり雪質にはこだわりのない中国人旅行客が退去して押し寄せており、ゲレンデの再開発が進められているところです。

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